受信ルールを設定する

ここでは、MTA に受信ルールを追加してメールを処理する手順について解説します。

あらかじめ EDJ の設定が必要です

受信・送信・イベント通知のルールにマッチしたメールは、EDJ のトピックに通知されます。
そのため、あらかじめ EDJ のトピックを作成しておく必要があります。
詳しくは、「トピックを追加する」を参照して下さい。

MTA タブを開く 

GWS Web コンソールを開いて、操作対象のプロジェクトを選択してから、EDJ タブを開きます。

対象のドメインの受信ルールタブを開く 


対象のドメインを開いて、受信ルールタブを選択してください。

ルールを追加する 


「ルールを追加」をクリックしてください。

タイプを選択 

タイプを選択します。

タイプについて 

受信のタイプには次のものがあります。

アカウント 


アカウントルールは、宛先メールアドレスが事前に設定したローカルパートに一致する場合にメールを受信します。ローカルパートとは、メールアドレスのアットマーク @ の左側の部分です。

メールアドレスに設定できる文字は以下のものです。

  • 半角英小文字 a-z
  • 半角数字 0-9
  • ハイフン -
  • アンダーバー _
  • ドット .

ただし、ドットを2つ連続させることはできません。また、ドットをローカルパートの最初または最後に設定することもできません。

ローカルパートの長さは1文字以上、64文字以下で指定します。

このルールを正規表現で表すと以下のようになります。ただし、この正規表現はマニュアル用のものであり、 Gehirn MTA で実際に使われている入力規則ではありません。

^(?=[a-z0-9\-_.]{1,64}$)[a-z0-9\-_]+(?:\.[a-z0-9\-_]+)*$
大文字と小文字を区別しません

Gehirn MTA では受信メールのローカルパートの大文字と小文字を区別しません。

以下のメールアドレスはすべて同じ受信ルールにより処理されます。

  • flying.car@example.net
  • FLYING.CAR@example.net
  • Flying.Car@example.net

全配送 


全配送ルールはすべてのメールを受信します。

キャッチオール 


アカウント・全配送いずれのルールにもマッチしなかったメールを受信します。

配送先 EDJ トピックを選択 


配送先の EDJ トピックを選択します。
EDJ のトピックに従ってメールが処理されます。

設定が完了すると、自動的にモーダルウィンドウが閉じます。
以上で受信ルールの追加は完了です。